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RISE Eldorado 那須川天心 vs 志朗! 1年半の時間は何を変えたか?

本日のRISE 那須川天心 vs 志朗

1年半ぶりの対戦となりました。

志朗選手は日本では少なくとも5本の指には入るキックボクサー。

前戦もそうでしたが、私の予想では判定フルマークで那須川天心。ただし僅差。という予想でした。

志朗選手はどちらかというと待ちのスタイルのカウンターパンチャー。那須川天心はオールラウンダーですが、こちらもカウンターが得意。両者カウンター巧者だけに攻め込みにくいので、判定決着になる予想。※少なくとも、前戦はそうなった。

しかし、判定では志朗選手に勝ち目はないでしょう。

ファイトスタイル面でもそうですが、ぎりぎりの判定になったらジャッジは那須川選手に挙げるでしょうし。勝つなら倒すしかありません。

当然、志朗選手もそれはわかっているはずで、1年半そのための準備をしてきたはず!それを見るのが楽しみな再戦という位置づけだと思います。

https://gonkaku.jp/system/articles/eye_catches/000/005/744/large/eye-catch-1608892254.jpg?1608892254

◆第1R

前に出る那須川選手に受ける志朗選手、という前戦のリプレイを見るような展開。

よく言えば玄人好み…緊張感はありつつもやはりこうなるかという内容で、これは前回と同じ結果になりそうな予感がプンプンしてきました。

違いがあるとしたら、天心選手のパワー。

ゲストの青木さんもおっしゃっていましたが、仕上がりが相当イイ感じです。

志朗選手は相当フィジカルが強いタイプなはずですが、パワフルな攻撃で前に出ることができません。また、前戦と違い天心選手の蹴りを多用する戦略についていけていない感があります。1Rははっきり天心選手が10:9で取りました。

◆第2R

展開は変わりません。ただ、志朗選手が少しづつスピードに慣れてきて積極的に前に出るようになってきたように思います。2Rは僅差でですが天心選手が10:9で取ったでしょう。

◆第3R

倒さないと勝てない志朗選手は前に出ます。

リング中央を占めて、プレッシャーをかける展開がようやくでき始めました。那須川選手のパワーとスピードに慣れて、本来やろうとしていた展開に持ち込めています。

志朗選手の動きに躍動感が出てきました。

お互い、きわどいパンチが飛び交い始めます。

が、そう簡単にもらう2人ではない。結局お互いクリーンヒットを奪うことなく終了…

 

判定で那須川選手が勝利しました。

 おおむね前戦と同じ内容といえますが、3Rにある程度肉薄することができたのが1年半の成長である、と言えるでしょうか。2人の差は広がりもせず、縮まらず、といった印象です。

 

那須川選手が過去に苦戦したのは、やはりプレスをかけられて下がる展開になった時。この試合の3Rはその展開に持ち込めました。

その展開でもポイントアウトを狙える那須川選手を攻略するには、やはりパワーパンチをクリーンヒットさせて明確にダメージを与える必要があります。

そのためには3R通してそれをやり続けてチャンスを広げるしかありませんが、志朗選手は本来受けの選手だけにやりきれなかったというところでしょう。

日本人でそれをやれそうなのは…

あの選手しかいませんね!