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【ボクシング】京口紘人 米ラスベガスデビュー世界V3戦は微妙な結果に…

3/14 DAZN京口紘人V3ラスベガスデビュー戦を観戦しました。

相手は、相手は2度目の世界挑戦の同級10位アクセル・アラゴン・ベガ(20=メキシコ)。同級10位なので、きっちりレベルの差を見せてのKO勝ちが期待されるところです。

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ショーアップされた中のリングインを見るとちょっと固い印象を受けます。

今日、ロマゴンvsエストラーダというビッグマッチを控える割には、観客席は閑散としていて2割程度しか入っていません。コロナ下で観客数を絞っているのでしょうか、あるいは前座ということでまだ人が入っていないのかもしれません。

相手の選手は身長146cmということで、結構な身長差。その分フィジカルは凄い。アマチュアレスラーを思わせる背中です。はじめの一歩の一歩のよう。

◆試合展開

■1R 10:9
序盤接近戦で展開。頭をつけての打ち合いです。互いにボディショット+ショートフック・アッパーで押し合う展開に。京口もパワーがあることで知られますが、相手の打撃音が結構すごい。ただ、京口の防御を上回るほどではありません。
中盤以降距離を取ってラウンドを支配。相手の右のうちあわりに左を合わせてクリーンヒット。相手が警戒して前に出られない印象。

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■2R 9:10
相手が距離を詰めてきてそれに応じた形。終始接近戦で展開。
互いにボディショットとアッパーがよい。ベガの右のスイングがクリーンヒット。
■3R 10:9
再び距離をとり、1Rと似た展開に。接近されてもアッパーで下がらせることに成功。
距離を取ることに成功したのですが、そこであまり手が出ない京口。カウンターを狙っているようにも見えないのですが…何かを警戒しているのか?
■4R 10:9
3R同様の展開に。距離を取って今一つ手が出ない京口
左ヒットするし右スイングも有効に見えますが…カウンターを狙っているのか。
接近戦は互角にやれてるので、この距離を支配してぐいぐい行けるように見えるのですが…ちょっともどかしい展開に。
■5R TKO
すっきりしない結果に・・・
相手の右フックが京口の頭を殴った際、右こぶしを痛めた模様。瞬間痛そうな様子で後ろを向いて後退。京口がちょっと間を置いた後追撃したところでレフリーストップ。
バンテージを取ったところ右こぶしがパンパンに晴れていました。

◆ラスベガスデビューは50点…という印象

格下を相手にスカ勝ちを期待された京口選手。

今一つアグレッシブに攻め込めず、これからというところでの相手の負傷終了。では京口選手も不完全燃焼でしょう。アメリカのファンはこの試合をどう評価するのでしょう?もう一度ぜひ見たい!と思わせる試合にはならなかったと思います。

そう考えると、予定通り防衛したけれど、ホロ苦デビューとなってしまった感は否めません。

相手のベガもやりにくい選手だったかもしれません。小柄でタフでダッシュ力があるインファイターでパワフル、となれば一歩か島袋。ガードもしっかりしていたので、序盤・中盤で倒せるような相手ではありません。ランキング差以上にスカ勝ちしにくい相手だったのではないでしょうか。

 

今回の1戦で京口選手の評価は保留。おそらく次戦海外マッチはまだまだあると思いますので、これからの京口選手に目が離せません!