中年暇人の☆とりあえずやってみた!

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【RISIN.28】朝倉未来、失神一本負けの先に見るものは?

RIZINフェザー級王者・斎藤裕への挑戦権をかけて、
朝倉未来vsクレベル・コイケが激突!

朝倉未来が打撃で押して、クレベル・コイケが寝技で攻める、というだれもが予想していた通りの内容になりました。

クレベル・コイケはスタンディングでのレスリングもかなりうまくて、あの朝倉未来がしっかり寝技に持ち込まれていましたが、さすがに朝倉未来。上を取られる展開にはなりませんでした。

下からの攻めを受け切って立ち上がったところで
「上を取られなければ対応できそう」
という手ごたえを、朝倉選手は感じたような印象。

途中パンチ、ミドルキックが効いた瞬間があり、
そこで一気に詰めれば決めきれるチャンスがあったように思えます。

危機管理能力が高い朝倉選手ですが、
結果としてはあそこで決めに行くべきだったんでしょうね。

クレベル選手の下からの極め、は想定以上でした。
次のグラウンドの攻防で本当に見事な三角を決められました。

朝倉未来はリアルを追い求めるのか?

堀口選手が以前、海外に挑戦するなら海外のジムで鍛えるべき。
と言っていました。
今回の試合結果はそれを裏付ける内容だったのではないでしょうか?

もし朝倉未来選手が、普段から一流の柔術家とグラップリングのトレーニングをする環境があったならああも極められることはなかったでしょうし、途中のチャンスで倒し切っていたように思います。

朝倉未来がトップ=UFCを目指すなら、総合への向き合い方を見直す必要があると思いますが、その必要があるかどうか?

すでに、カリスマ的なファイターとなり、youtubeでも大成功を収めており、
「最強」ではなくても「偶像」として頂上に立った感があります。

プロレス的、アントニオ猪木的に夢を見せられる存在になった今、リスクを冒してリアルを追い求める必要性はないような気がしますね。

なんにでも対応できる技術を習得するには、年齢もそこまで若くない。

リアルの追及は海選手に任せて、
ケンカで培ったスキルとカリスマ性でとんがった活動を続けていっていほしい気がします。