スキーやスノーボードはリフト移動が多いため、トータルでどの程度の運動強度かがわかりにくいです。滑っているときはかなりの強度に感じますが、トータルで見てどの程度か?を、ロードバイクとの比較で検証してみます。
◆検証方法
スキーをしているときの「心拍数」に注目。ロードバイク乗車時の心拍数と比較して、滑っているときの運動強度を推測します。
また、リフト時間と滑走時間を見て、1日どの程度滑走時間があるかを推測。トータルの消費カロリーを推測します。
測定は、スマートウォッチで計測します。
◆測定結果の比較
スキーは、その日の最後の2本。1本目は約2500m、2本目は900mの滑走。
ロードバイクはほぼ平地で、往路は向かい風、復路は追い風です。
スキーは、最初の25分程度までと、60分前後がリフトで、それ以外は滑走。途中心拍数が落ち込んているところは休憩しています。
これを見ると、滑走中の平均心拍は150前後、最大心拍は180、のようです。
一方、ロードバイクはほぼ踏みっぱなしなので、平均心拍は149、最大心拍は179、となります。
なんと比較すると、滑走中スキーの心拍数はロードバイクに相当します。
スキーは負荷のかかり方が断続的で無呼吸になる瞬間もありますので、運動負荷による心拍上昇以外の要素もあると思いますが、それをいったん無視するとスキーの滑走中はロードバイク同等の運動強度があると推察されます。
◆スキーの消費カロリーは?
スキーの心拍系のグラフを見ると、滑走時間とリフト時間は大体同じ程度。この時はコブ練習をしていたので、実際は滑走時間は滞在時間の40%(休憩除く)であると仮定します。その場合、純粋な滑走時間は、1日のゲレンデ上時間を8時間とすると、3.2時間滑走となります。
一般にロードバイクの消費カロリーは1時間500kcal程度とされていますので、単純に計算するとスキー1日の消費カロリーは、1600kcal程度と考えられます。
これはかなりのカロリー消費量ですね!