皆さんご存じだろうか…
『拳闘暗黒伝/拳奴死闘伝セスタス』
という漫画を…
1997年に「ヤングアニマル」(白泉社)にて連載を開始し23年経つ今も連載継続中、という長寿コミックです。作者は技来静也さん。
◆格闘技好きには大好物な内容
古代ローマを舞台とした、拳闘(ボクシング)を題材としたマンガ。主人公は拳闘を職業とする奴隷なのですが、元超拳豪の師匠、奴隷仲間、総合格闘家であるライバル、などとのかかわりを通じて成長している、青春拳闘物語、という感じ。
あくまでファンタジーなのですが、拳闘や総合格闘について、作者なりの考察で深堀した内容となっています。
◆画力レベルは非常に高い
初期はともかくですが、現状の画力はかなり高く完成されています。スポーツ系統のマンガは正しいデッサンに基づいたデフォルメのほうが絶対面白い。そういう観点ではかなり高レベル。絵柄は古いですが現代でも十分に通用する画力で、キャラクターデザインもよいです。
そしてセリフがクサくて暑いんですよね。たまらんッ(# ゚Д゚)/ハァハァ
◆連載ペースが超ひどい
とにかくひどい。面白くて楽しみなだけに許せん!
もともと月2回刊のヤングアニマルで連載をしていたのですが、徐々に掲載ペースが悪くなり隔号掲載などになっていき、その後系列雑誌に移動。いろいろ変遷があり、いまは隔月刊のヤングアニマルZEROで連載中とのこと。
私はWEBコミックのマンガPARKで読んでいるのですが、隔月でも休載が多く、ここ半年以上掲載がありません。このマンガが完結することはなさそうです。
◆どういうマーケティングによるアニメ化なの?
いくら何でもニッチすぎやしませんか(*´з`)
3Dアニメのようですので、ケンガンアシュラやベルセルクが好調だったり、利益率が高かったりしたのでしょうか。
「国内に限らずイタリアを始め世界的に熱烈な支持を獲得」という記事があるところを見ると、海外マーケット狙いなのかもしれません。
アニメでは、マンガの『濃さ』が表現されない気がしますが、とりあえず注目です。
過去の経緯やアニメ化はさておき私の言いたいことはただ一つ。
このマンガ、超絶おすすめだってこと!
(# ゚Д゚)/ゴルァ