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ゲームの「企画職」は大きく2つに分類。あなたはどっち?

実際にゲーム会社に入ったらわかることですが、企画職と言っても大きくは2つの分かれます。

◆企画書を書く技能と、ゲームを開発する技能は別物

企画書を書く=ビジネスモデルの構築 → プロダクト企画

仕様書を書きゲームをデザインする → ゲーム開発企画

とでも呼びましょうか。

大きな会社では上記は別の職種と考えられるかもしれませんが、中小の会社では「企画職」で統合されることが多い。が、本質的には異なった技能が必要となります。

一般に企画職といえば、企画書を書くというイメージかもしれませんが、人口比で言うならば開発企画のほうがかなり多いでしょう。

企画書を作成するには、マーケティング的なアプローチを行う知識と技能は必須。世間で何が求められているかのアンテナをはりマーケティング情報を分析、そこにビジネスチャンスを見出すセンス、そしてコンセプトを立てて説得力のある企画書にまとめる技能が必要です。もちろん、マーケティング的なアプローチではない企画も多々存在しますが、企画開発を生業にするならば必須な技能といえます。

開発企画は、企画書から求められる機能群をよりよく実現する技能が必要。企画を理解して仕様に分解し仕様書にまとめるのですが、ゲーム的知識、論理的に構成する技術、審美眼、伝える能力などが必須。デザイン・映像・シナリオ・プログラム、などの技術や知識もあるに越したことはありません。実際にデザイナやプログラマから開発企画に転じるケースも多々あります。

◆自分はどちらを目指したいのか?をよく考えるべき

もし、開発ではなく、企画メインで行きたいと本当に考えているならば、入る会社を大事に考えるべきです。プロダクト企画をするならパブリッシャー(メーカー)か、コンセプト会社に入るべきです。開発会社に入っても企画書を書いて活躍できる可能性は高くありません。

逆に開発メインで考えるならば中小開発会社からステップアップを目指す選択もありと思います。実際に中小から大手パブリッシャーにステップアップする例はあります。